インターナショナル区間について考える｜VIEW RUNNING TEAM【皇居ラン】

少し遅れましたが、あけましておめでとうございます！

今年の活動は4日からスタートしました。コロナの第6波が来て、慌ただしくなってきましたが、活動する機会は設け走りつづけたいと考えています。

さて、今年の正月も、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝が無事の開催されましたね！元旦から3日にかけては毎年TVに釘付けです。

ニューイヤー駅伝は「Honda」
箱根駅伝は「青山学院大学」がそれぞれ優勝しました！おめでとうございます！

今日書きたい内容は、インターナショナル区間です。

インターナショナル区間とはなにか？それはニューイヤー駅伝における、「外国人選手の出走が認められているインターナショナル区間」のことです。

大会の要項¹には、7.競技規定 4)外国人競技者は参加申し込み時より１名以内とし、出場可能区間は第２区のみとすると記載。

ニューイヤー駅伝は全7区間で一番速いチームを競います。その2区の区間だけ、外国人選手が走ってもOKな区間になります。2区は7区間のうち一番短い8.3Kmです。距離が短いのでハイスピードレースが繰り広げられます。。

ん？って思いませんか。

なぜ一番短い区間しか走れないのかと。

別に長い距離を走ってもいいんじゃないかと思いませんか。理由をネットで調べたのですがどこにも書いてない。。大会の要項にも、HPにも書いてませんでした。（どこかに書いてあったらすみません）

予想される答えを考えてみましょう。

①長い区間だと、外国人が速くて差ができてしまうから。
②駅伝は日本の文化だから外国人ランナーが長い区間を走ってほしくない？

ぐらいでしょうか。

まず、①につてい考えてみます。

ニューイヤー駅伝の区間別の距離は下記になります。

第1区　12.3Km
第2区　8.3Km
第3区　13.6Km
第4区　22.4Km
第5区　15.8Km
第6区　12.1Km
第7区　15.5Km

2区と4区が一番差距離に差があります。14kmぐらい。

今回出場したチームは37。うち2区の外国人ランナーが走ったチームは31人。長い区間を走るとタイム差がでてしまいますが、これだけ多くの外国人ランナーが出場しているのだから長い区間を走ってもいい気がします。

他の駅伝大会はどうなっているのかみてみましょう。

・高校駅伝：1区禁止。（2008年から）エントリーは2名、本戦に出場できるのは1名。
2021年外国人ランナーが走った人数は、47チーム中7チーム（男子）

大会要項²には（４、参加制限（1）外国人留学生の参加については２名以内とし、出場については1区を除く区間で1名とする。）と記載。

・箱根駅伝：禁止区間なし。エントリーは2名、本戦に出場できるのは1名。
2022年外国人ランナーが走った人数は、20チーム中5チーム。

大会要項には記載がなく、関東学生競技連盟³の規約に

3．外国人留学生選手の出場に関する規定１）外国人留学生の起用は、各チームとも予選会、本選においてエントリーは２名まで、出場は１名までとする。と記載。

上記を見てみると、外国人ランナーの数が少ないのでタイム差が出てしまいます。規制したい理由はうなずけます。

次に②について考えると、外国人ランナーが一番長い距離を走ることが気に入らない。日本で開催している大会でかつ駅伝は日本独自の文化だから。
まぁ言いたいことはわかります。大相撲も外国人力士が勝つより日本人力士が勝ってほしい。と心中で思っているのと同じでしょうか。（全員とは思わないですが）

これは考えようがないというか。すぐに答えがでない答えですね。はっきりこうですと言い難い。

なので今回考えるべき①。

上記で述べたように、ニューイヤー駅伝には、外国人ランナーがたくさん出ているので、タイム差はあまり生まれない。なので、インターナショナル区間は撤廃した方が良いと思います。

外国人ランナーだって、別の区間を走りたいと思っているはずです。（実際のランナーの声を聞いていないのではっきり断定できませんが）

そして、この議案を陸上関係者、とくにメディアの方が取り上げないことが悲しい。現場では声を上げている方がいるかも知れませんが、少なくとも今年はネットやニュースで発信されていなかった。（他の方は特に気にもしてないかもですが。）

インターナショナル区間を今後どうしていくのか。しっかり議論すべき課題であることは間違えない。

インターナショナル区間について考える